別れました

彼女と別れました。

形的には、振られました。


「最近電話していないから（と言っても10日に2日位）
willcom解約しようかと思うの」の一言で、
僕は、彼女の気持ちが少しずつ冷めており、
俺がこの状態を脱して、落ち着いたら別れを切り出すのかとも思えた。
（見直して付き合いを続けてくれたかもしれないかとも思う）


情のある子だったから、「いやだ」「好きだ」と何度も言えば、
きっとまだ付き合っていられたんだと思うんだけど、
関東と四国の遠距離では、きついだろう。
無職、軽く引きこもり気味の俺から、別れを切り出すのは
筋違いではなかろうかと思った。

「別れたいの？」と切り出すと、「そうではない」とのこと。
だが、俺のことを今でも大切に思うが、今はいろいろしている活動が大変で
電話する暇もない。俺からはあまり掛けないから、電話が必要ないからということだった。


そして、好きだし、大切だけど、別れが頭をよぎっているということも、
いろいろ話しているうちに打ち明けられた。
けど、俺が就職じゃなくても、派遣でもして、その合間合間に就活して・・・
見たいな事も頭にあるようなことも言っていた。

※彼女は本当にいろいろな活動をしていて大変で、
　そのために自分と会う時間を少なくしてしまう位大変いそがしい。


そして
「私の存在が甘えになっているような気がする。
だから、ちょっと離れよう。距離を置こうと。」
そう言った。


『だけど、ずっと思っていた。
去年入院したときから、何度か。
規模で言えば小、売り上げも小。
そんな7年目の小さな企業にいる俺よりは、
金銭的にも・・・ずっと暮らしていた地元を離れる・・・
というリスクをおうのはどうなのか？
収入も少ないし、俺の稼ぎだけじゃ食わせられない。
結婚したら、家に入りたいって言ってたから。
俺じゃないほうがいいんじゃないかって

そりゃ、9万も月給がベースアップしたときなんかは、
「カモーン！俺について来い！！幸せにしちゃる♪」
って気持ちだったから、そんなことも考えなかったけど、
今はそんなこと言えない。』


彼女の話を聞いて、
別れないと彼女の足まで引っ張ってしまうと思った。
だから、ネガティブな言葉を並べた。
そしたら案の定
「一緒にいてもプラスにならないと思う。」等言われた。


その時に、他の見事をしていた母親から電話が何回も鳴っており
掛けなおすからといい電話を切った。
数分後、かけなおしても出ない・・・


30分位たったころ、電話がかかってきた。
ひと言目が「別れよう」と
そして、受け入れた。
少し意外だったのか
何度も同じことをいい、説教みたいなことをされた。
何度も何度も。


イラっときてしまった。
それで、彼女の信念みたいなものを傷つけるような言い方をしてしまった。
人間だれしも、その人の「信念」とかを安易に否定してはいけないと思う。
それは、そのひとの支えであったり、自信であったりするから。
これだけは、電話に出てくれなかったらメールでもいい
きちんと謝ろう。


そして、俺のイライラがわかったのか、
今後のことも、心配して話してくれた。
何度も何度も。


そして、電話を置いた。
その晩、次の日
不思議なことに涙もなにもなかった。


年に会えるのは、数回
もともと出会い系サイトのメールで知り合い
半年たって初めて電話した。
「明日寝坊しちゃいそうだから、電話で起こして」って。
今思うにも、ただのメルトモになぜ頼んだのかわからない？


シャメはもらっていて、
少し幼い感じの顔立ちに、ちょっと不釣合いな背の高さ。
言っていることのしっかりした感じと
そこから見える脆さに興味をひいた。


彼女は専門学校のために大阪へ行った彼に浮気されたらしく、
浮気相手に子供ができてしまった。
そして、その彼氏と浮気相手が離婚したと。
別れた後も、何度も連絡が来て、話をしていたそうだ。
大好きな人だったから、よりを戻そうと何度も思ったらしいけど、
何度もよりを戻したいと言われたけど断っていたようだ。


そのころの俺は、彼女と別れて半年。
未練は一向になく、
スタービーチで「沖縄→北海道津々浦々メルトモ探し」なる
今考えても馬鹿馬鹿しい企画を一人で実行。
いそしんでいた。


そこで出会ったのが、彼女。
ほかのメルトモは、よくて1週間、早けりゃ2,3回でやり取りが終わってしまったが、
彼女だけが残った。


お互いに励ましあって、
友達からの紹介やコンパの誘いにのらない彼女に対して、
行ってきなさいと言ってみたり、
俺が気になっていた？女性何人かとデートの約束をしたこと報告したら怒られたり。
お互いに励ましあってみたり。


一度電話で話して、それからは月に1,2回話すようになった。
土曜日の23時から、毎回朝の5,6時まで。
こんなに話しても話し足りない
まだまだ、話していたかった。


「コンコンッ　隣にいますか？」
ドアをノックする。一枚の板の向こうにいるような感覚。
誰よりも近くにいるように感じ。相手もそうだって言ってくれた。
俺たちの合言葉。


お互いに歯止めが利かなくなり、
それでも月5,6回の短くて楽しい電話。
年末に、友達に会いに来るついでに俺と会いたいとのこと。
そこで俺たちは結ばれて付き合った。


ある月の携帯電話の明細書
「フンゴッ・・・・」
マジあせった金額に。


あれが初めての一緒の買い物だったと思う。
離れていても。
これで、3,000円で話し放題だねって。
もう電波の入らない、発信も受信もできない
少しくたびれたwillcomが、淋しそうにしています。
お疲れ様。